1999年2月 「材料調達」
材料調達を開始。
【インターネット上で材料調達】
資料の説明の項を参照。英国の鋳物メーカー。
年末にホームページを通じてカタログ請求したが、1週間待っても返事が来ない。
ファックスで問い合わせると、ホームページは現在機能してないらしい。
カタログ絶版で1月末まで待てとのこと。
待ちきれず、年始に"WILLIAM"鋳物セットの見積り依頼を出した。
翌日見積りが来たので、さっそく注文した。
しかしそれから2週間以上たってもモノが届かない。
ファックスで問い合わせると、材料が揃わず、処理が止まっていたらしい!
動輪が6個中4個、シリンダーが片方しかなく、注文の保留をproposeするなどと書いている。
ようするに見積り依頼では在庫の確認はしないらしい。
見積りというと納期まで明記する日本では考えられないこと。
さらに注文したものを連絡もなく放っておき、
わびの言葉もないとは、日本人をなめるなと言いたいが、
他に買えるところがないので、立場が弱い。
とりあえず、ある分だけ先に送ってもらうことにし、
10日程度で入荷(写真)。
部品をチェックしたが、軸箱モリの一部に、
プレス不良と思われる欠陥あり。
さっそく交換を要求したら、"地球を半周するような遠方への発送"は経験があまりなく、
送料がかさむので、代替品は残りの部品といっしょに送りたい、
不良品の返品も不要とのこと。まあいいか。輸入工作機械、鋳物、工具、材料を扱っている。
特に材料は切り売りしてくれるので助かる(普通の鋼材屋は定尺販売が基本)。
その分やや割高だが、よく利用している。
しかし先日、店主高齢で、あと継ぎもいないため閉店する旨の通知が届いた。
さびしい限り。たまたま見つけたHPで、アマチュアを対象に鋼材の通信販売をしてくれる。
在庫はほとんど黒皮らしいが、磨き鋼や非鉄金属も手配してくれる。
購入までの手順がなぜかややこしいが、誠実に対応してくれる。
磨き平鋼、リン青銅丸棒などを買った。今後も利用したい。これもたまたま見つけたサイトで、鋼球を扱っている。
ポンプなどの弁を作るのにステンレス球が必要だが、ここから通販で買える。
各種サイズのものを10個ずつ購入した。
ライブスチームを作るには、各種サイズの平鋼が必要だが、定尺で購入するとそれぞれが3〜4mにもなってしまい、不経済極まりない。
ある程度種類をしぼって、自分で必要サイズまで削るしかない。
しかし機械加工で最も時間がかかるのが、この「肉削ぎ」であり、バイト、エンドミルも消耗する。
その点、必要サイズぎりぎりに作ってある鋳物は大変便利。
"WILLIAM"の鋳物セットなど、鋳物である必要のないものが多いが、こういうところに存在価値があったのか。
ここでHOの状況報告。1月に前田先生のC62を修理して以来、HOは何もやっていない。
C623は完成なかばで放置されている。
TMSも、ライブ記事が少ないので買わなくなってしまった。