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2026年2月 「運転室(3)」


前扉は1.6mmのレーザ加工品だが、薄さを表現するため周囲を0.8mmまで段差加工する。ロータリーテーブルを用いて加工をした。




前扉のヒンジは、ドールハウス用の真鍮製のマイクロヒンジを用いた。0.8mmの段差を付けるため、定盤の上で0.8mmの板に片側を引っかけ、上からプレスして整形した。



運転室前板にヒンジを取り付けるためのタップ立て加工をする。



前扉をヒンジで前板に固定した状態。



前扉に、窓枠を固定するための穴を開ける。



窓枠は0.8mmのレーザ加工品で、対応する位置に穴を開ける。窓枠は前扉の表裏に取り付けて、間にガラスを挟んで保持する。表裏の片側は丸穴、片側はネジ穴とした。



ガラスは1.2mmの板ガラスを整形して作った。ガラスカッターで長方形に切り出し、さらに四隅を切り取り、あとはダイヤモンドヤスリで小判型に整形した。




扉の板厚に対してガラスが薄いので、ガラスを前面に押し付けるため、裏面に写真のような押さえ板を埋め込み、ガラスを前に押し付けた。



扉にガラスと窓枠を取り付けた状態。



前扉のハンドルはロストワックスで準備した。モデラでワックス型を削り出し、鋳造を依頼した。費用を抑えるため、左右2本分をひとつの鋳造品とした。




写真はハンドルの回転軸先端をインデックス加工しているところ。加工する丸棒の左端に角材を固定し、スコヤで90度ずつ回転して加工していく。



ハンドル単体で組み上げた状態と分解した状態。ハンドルと軸は銀ロウ付けされている。軸の先端には円筒のスペーサを介してノッチが取り付けられる。ノッチの角穴が、さきほどの四角加工部分と嵌合する。



前扉にハンドルを取り付けた状態。ハンドルを外側に回転させると、ノッチが外れて扉を開けることができる。





前板の工作が終わったところで、再び側面に戻り、側面窓の引き戸を作る。実物と同様に木枠の引き戸とし、木枠は厚さ3.5mmのチーク材を使用した。



糸鋸で所定の幅に切り出して、定盤の上でペーパーで擦って仕上げ、エンドミルで全長を仕上げた。同じ種類のものをまとめて一気に仕上げた。



ガラスを入れるスリットを切る。1.2mmのエンドミルを使用した。



さらに四隅の組み立て部分は木枠同士が嵌合する構造にした。写真は二種類の端部構造を拡大したところ。



1.2mmのガラスをガラス切りで所定の長方形に切り出し、木枠を組んで組み立てる。この時点で木枠は未接着の仮組状態で、個別にニスを塗ってから接着する予定である。


側板に取り付ける窓レールは真鍮角棒で作った。エンドミルで窓を入れる溝を掘った。



側板内側に引き戸とレール類を取り付けた状態。上下に溝入りレールを取り付け、前後はアングル材でふさいでいる。



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