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2019年9月 「軸動ポンプ完成」
ラムとストラップは、段差加工をしたピンで接続される。いつものように、固定には割ピンを使用する。
ピンの側面に、割ピンを通す1.2ミリの穴を開ているところ。センタードリルでくぼみを掘ってからドリルを貫通させる。
直径50ミリの鋼丸棒を加工して、車軸に入れるエキセントリック・シーブを作る。2個分の材料をまとめてチャックして、順番に仕上げていく。突っ切りバイトでストラップの入る溝を掘ってから、突っ切って切断する。
溝部分の直径は、実際にストラップを取り付けて摺動性を確認しながら仕上げた。
個別に切断したものを、四爪チャックで偏心チャックして、偏心穴を開ける。16ミリのドリルを貫通してから、中ぐりバイトで穴を拡大した。穴の直径は、車軸とのはめ合いで仕上げる。この後、車軸に固定するためのネジ穴を開けると、シーブの完成となる。
シーブはセットビスで車軸に固定されるが、横方向の位置決めと、スリップ防止のため、ドリルで車軸に皿モミを入れ、ここにセットビス先端を押し込むようにした。
車軸にエキセントリックを取り付けた状態。2連の軸動ポンプは、180度の位相差で駆動される。向かって右側のシーブに見える穴が、セットビスを入れるネジ穴である。
台車の枕梁の穴に、軸動ポンプを取り付ける。写真は片側のみ取り付けた状態。
軸動ポンプを完全に組み上げた状態。現状では車軸と車輪をまだ接着していないので、台車を転がしても車輪が空回りするだけでポンプは動かない。ポンプの動作確認は、塗装組み立て後となる。
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