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2025年12月 「運転室(1)」

運転室側板は1.6mmの鋼材をレーザ加工したもの。屋根との接続部は曲げ加工が必要であり、これも含めて外注した。

真鍮アングル材を使って側板を床板に取り付け、ボール紙で運転室前板の型紙を作り、前板とボイラー覆いとの隙間を確認する。結果的には設計どおりの型紙でほぼ過不足なく組み上げられることがわかった。

前板の形状を確認したところで、運転室の残りの部品のレーザ加工を依頼した。用意した部品は、前後板、前扉、屋根の垂れ板が1.6mmで、窓枠類が0.8mmである。窓枠は材料の都合でボンデ鋼板となった。

運転室前板が決まったところで、ランボードの全長を仕上げ、後端に前板と接続するための穴を開けた。

窓枠はM1.7のネジで内側から仮固定する。写真は側面窓枠にタップ用の下穴を開けているところ。後部の窓枠にも同様に穴を開ける。

窓枠を側板、後板にクランプ固定し、窓枠の穴を移し開ける。写真は後板の窓枠を仮固定しているところで、穴を貫通した箇所にはピンを刺して固定している。
側板の窓枠内側は、窓を取り付けるので突起があってはならない。薄型ヘッドの特殊ネジを用いて、ヘッドを側板内側に埋め込んだ。座繰りはエンドミルで入れた。


側板と後板に窓枠を取り付けた状態。最終的にはハンダを流し、ネジ先端を削り取って痕跡を消す。
運転室の組立には真鍮アングルを使うが、アングル側に丸穴、壁側にネジ穴を開け、内側からネジで固定し、ネジ先端を削り落として痕跡を消す。


ここまでの状態で組み立てて本体に搭載し、各部の寸法を確認する。運転室前板とボイラー覆いの間は、とりあえず真鍮帯板(ボイラーバンド材)を詰めている。なお、前板は組立・加工の都合で左右分割とし、中央部に裏から継板を当てて接続している。

ボイラー覆いと運転室の接続部はアングル構造になっており、0.5mmの真鍮板から組み立てる。まず平板をU字型の切れ目を入れ、ボイラーバンド材を接合する。ボイラーの熱による劣化を防ぐため高温ハンダで接合した。

フランジ部分を切り出すと、U字型のアングルとなる。取付穴は、切り出す前に開けておく。

運転室とともに位置決めし、運転室前板にクランプ固定する。この後、分解して固定穴を移し開ける。

最終的に組み上げた状態。固定しているのは運転室側のみで、ボイラーの熱膨張による微動に対応できるようにする。

ランボードの後端を運転室前板に固定する。穴を移し開けるのに、ドリルを丸棒で延長して対応した。
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